速さが落ちるのは後半から|BUENA VISTAスプリントスクール大阪狭山校が教えるトップスピードの保ち方

query_builder 2026/11/02 スポーツ

50m走や100m走の後半で失速する原因と、トップスピードを落とさない走り方を、BUENA VISTAスプリントスクール大阪狭山校が解説します。力みの解消、姿勢と腕振りの維持、後半に効く練習メニューをまとめました。

トップスピードを保つ答えは「力まないこと」にある


後半で速さを落とさない一番のコツは、トップスピードに入ってからも力まず、姿勢と腕振りを保ち続けることです。


多くの子は、速く走ろうとすればするほど肩や顔に力が入り、動きが硬くなります。


動きが硬くなると、接地の位置が体の前にずれ、1歩ごとに小さなブレーキがかかります。

そのブレーキの積み重ねが、後半の大きな失速につながります。


逆に言えば、後半の走りは「新しく速くなる」場面ではなく「落ち幅を小さくする」場面です。


トップスピードの維持とは、速さを上げることではなく、速さの落ち方をゆるやかにすることです。


この記事では、大阪狭山市のスプリントスクール大阪狭山校の指導をもとに、後半で失速しないための考え方と練習方法をまとめました。


これまでの記事で扱ったスタートダッシュ(最初の3歩)と加速(前傾の解消、歩幅とピッチ)の続編として、その先の「維持」の局面に絞って解説します。

小学生から中学生まで、今日から試せる内容です。


読み終えたら、まずは30mを1本、後半で力まないことを意識して走ってみてください。


この記事は、シリーズの3本目です。

1本目がスタート、2本目が加速、そして今回がトップスピードの維持です。

スタートで出て、加速で伸ばし、最後に落とさない。


走りの全体像は「出す・伸ばす・保つ」の3つの局面でできています。


前半だけ速い走りは、記録の面でも、試合の場面でも、最後に追いつかれてしまいます。


後半を保てるようになると、同じスタートでもゴール地点の順位は変わってきます。

なぜ後半で差がつくのか


運動会の50m走で「前半は先頭だったのに、ゴール手前で抜かれた」という経験は、多くの子にあります。


その原因は、後半に誰かが急に速くなったからではありません。

全員のスピードが少しずつ落ちる中で、落ち幅の小さい子が前に残るのです。


後半の順位は「速さの勝負」ではなく「落ちにくさの勝負」です。


スタートや加速は反応や勢いの要素が大きい一方で、後半の維持は体の使い方で変えられる部分が多く残っています。


つまり、後半の走り方を知っているかどうかで、ゴールの順位は大きく変わります。


かけっこだけでなく、野球の塁間走やサッカーのロングスプリントでも、終盤まで速さを保てる選手が最後に差をつけます。

最高速の維持とは:速さが落ち始める区間


最高速の維持とは、トップスピードに到達したあと、その速さをできるだけ長く保つことです。


子どもの走りでは、トップスピードは一瞬の点ではなく、短い区間として現れます。

トップスピードに達した直後から、スピードはゆるやかに下がり始めます。


大切なのは、スピードが下がること自体は自然なことだと理解することです。


問題は、下がり方が急かどうかです。


下がり方をゆるやかにできれば、ゴールまでの合計タイムは確実に良くなります。

区間の考え方を知っておくと、自分の走りのどこで落ちているかが見えてきます。


なお、トップスピードに到達する距離や、維持できる距離には個人差があります。

体の大きい子や持久力のある子は長く保てる傾向があり、小柄な子は早めに落ち始める傾向があります。


また、同じ子でも、50m走、100m走、競技の場面によって維持の長さは変わります。


大切なのは、他人と比べることではなく、自分の落ち始める地点を知ることです。


練習では、30m地点や40m地点に目印を置くと、どのあたりからフォームが崩れるかを目で確認できます。


指導者や保護者が横から見ることで、本人が気づかない変化にも気づけます。

50m走での後半の位置づけ


50m走では、おおよそ30mを過ぎたあたりからが後半です。


この区間では、すでにトップスピードに達しているか、そこからゆるやかに落ち始めています。

あと20mという短さでも、力みの有無で歩幅もピッチも変わります。


50m走の後半は「もう少しだから全力で」という意識が、一番フォームを崩しやすい区間です。


ゴールが近いほど力みやすいという点を知っておくだけでも、走りは変わります。

最後の10mで姿勢を保てるかどうかが、順位を分けることも少なくありません。

100m走ではさらに後半が長い


100m走では、トップスピードに達するのは50〜60m付近で、そこからゴールまで40m以上の維持区間があります。


この距離になると、力んだ走りは途中で大きく失速します。

後半の維持が記録に与える影響は、50m走よりもさらに大きくなります。


100m走は「前半の速さ」よりも「後半の落ち幅」で記録が決まる面が大きいレースです。


陸上に取り組む中学生はもちろん、球技の選手にとっても、長い距離を落とさず走る力は大きな武器になります。


維持の考え方は、距離が長い場面ほど価値を持ちます。

後半に失速する3つの原因


後半の失速には、はっきりした原因があります。

代表的なのは、力み、フォームの崩れ、そして接地の変化の3つです。


この3つは別々に起こるのではなく、つながって起こります。

力むとフォームが崩れ、フォームが崩れると接地が前にずれ、接地が前にずれるとさらに失速します。


失速は「疲れたから仕方ない」のではなく、体の使い方の連鎖で起きています。


原因の連鎖を知っておくと、直すべきポイントは一つに絞れます。

後半に弱いと感じる子ほど、まずこの3つを順番に確かめてみてください。

力みで動きが硬くなる


後半の失速の最初の引き金は、力みです。


「抜かれたくない」「もっと速く」という気持ちが強くなると、肩が上がり、顔や首に力が入ります。

肩に力が入ると腕振りが小さくなり、腕振りが小さくなると脚の回転も鈍ります。


力みは、筋肉を速く動かすどころか、動き全体を硬くして遅くします。


本人は「頑張っている」つもりでも、外から見ると動きは小さく、重くなっています。


力みに気づく第一歩は、走り終わったあとに肩やあごの疲れを確かめることです。


下半身より先に肩が疲れている走りは、力んでいるサインです。

フォームが崩れて接地が前に出る


力みの次に来るのが、フォームの崩れです。


疲れてくると上体が反ったり、逆に前に突っ込んだりして、体の軸がぶれます。

軸がぶれると、足の接地が体の真下ではなく前に出るようになります。


接地が前に出るたびに、地面からの反力がブレーキとして働きます。


後半のブレーキは、足が前に着く回数が増えることで静かに積み重なります。


本人には「頑張って歩幅を広げている」感覚でも、実際にはブレーキを踏んでいることがあります。


歩幅は前に出して広げるものではなく、推進力の結果として広がるものだという加速の考え方は、後半でも同じです。

ピッチと歩幅が同時に落ちる


失速の最終段階では、ピッチと歩幅が同時に落ちていきます。


脚の回転が遅くなり、1歩も小さくなると、スピードは一気に下がります。

ここまで来ると、気持ちだけでは立て直しが難しくなります。


だからこそ、維持の練習は「落ち切ってから直す」のではなく「落ち始めで崩さない」ことが目的です。


小さな崩れの段階で姿勢と腕振りを保てれば、大きな失速にはつながりません。


後半の走りは、崩れる前の10mをどう走るかで決まります。

姿勢を保つ:頭と体の軸を崩さない


後半で姿勢を保つための土台は、頭と体の軸です。


トップスピードの区間では、体はほぼまっすぐに立ち、重心は高く保たれます。

疲れてくると、この軸が前後にぶれ始めます。


意識してほしいのは「頭のてっぺんから真上に引っ張られている」イメージです。


このイメージがあると、上体が反らず、突っ込まず、軸が安定します。


接地は体の真下で起こり、ブレーキのないまま脚が回転します。

軸が保たれた走りは、見た目にも滑らかで、音も静かです。


姿勢の保ち方は、練習の中で少しずつ確かめていくものです。

最初は20mだけ軸を意識して走り、次に30m、40mと距離を伸ばしていくと、崩れ始める地点が見えてきます。


横から見ている指導者や保護者に「何メートルくらいで体が反ってきたか」を教えてもらうのも有効です。

本人の感覚と、外から見た姿は、意外とずれていることが多いものです。


感覚と見た目をすり合わせる作業が、後半の上達を早めます。


焦らず、距離を刻みながら感覚を育てていきましょう。

目線とあごの位置で軸を保つ


軸のぶれは、目線とあごの位置から始まることが多いものです。


後半に力むと、あごが上がって目線が上を向き、上体が反ってしまいます。

逆に、うつむくと上体が前に突っ込み、脚の回転が詰まります。


目線は正面の少し先、あごは軽く引いた状態が、軸を保ちやすい位置です。


ゴールが見えてきても、目線を大きく動かさないことが大切です。

頭の位置が安定すると、腕振りも脚の回転も安定します。


小さな意識ですが、後半の10mでは大きな差になります。

腕振りの維持:後半こそ腕が脚を引っ張る


後半で脚が動かなくなってきたとき、最後まで脚を引っ張ってくれるのは腕振りです。


腕と脚は連動しているため、腕振りのリズムが保たれれば、脚の回転も保たれやすくなります。

逆に、腕振りが小さくなったり止まったりすると、脚のピッチはすぐに落ちます。


後半こそ「脚で頑張る」のではなく「腕で脚を連れて行く」意識が大切です。


腕振りで意識するのは、大きさよりもリズムと方向です。


肘を後ろへ引く動きを保ち、腕が体の前で横に流れないようにします。

肩の力が抜けていることも、腕振りを続ける条件です。


腕振りの維持は、疲れた場面ほど効果が見えます。

たとえば、ゴールまであと10mで腕振りのリズムを一つ意識するだけで、脚の回転が戻ることがあります。


練習では「後半の10mだけ腕振りを意識する」という区間の決め方が有効です。

最初から最後まで全部を意識しようとすると、かえって力みにつながります。


意識するポイントは一つに絞り、区間も短く区切ることが、後半の技術を身につける近道です。


腕振りは、家での練習でも確認しやすい動きです。


鏡の前で腕振りの形を確かめておくと、走っているときの再現もしやすくなります。

腕振りの崩れ方にも、よくあるパターンがあります。


一つは、腕が体の前で左右に流れてしまい、体の軸がねじれるパターンです。


もう一つは、肘が伸びきって腕が長くなり、振りのリズムが遅れるパターンです。


どちらの場合も、脚の回転に直接影響します。


腕振りの合言葉は「肘を後ろへ、コンパクトに」です。


後ろへ引く動きがはっきりすると、反対の脚は自然に前へ出ます。

前に振り出すことよりも、後ろへ引くことを意識するほうが、リズムは保ちやすくなります。


疲れてきたときほど、この合言葉を思い出してください。

また、腕振りは上半身だけの問題ではありません。


体の軸が安定しているからこそ、腕はまっすぐ前後に振れます。

軸が反ったり突っ込んだりしていると、腕振りだけを直そうとしても直りません。


後半の腕振りに困ったら、まず姿勢、その次に腕、という順番で確かめることが大切です。


姿勢と腕振りは、別々の技術ではなく一つのつながりです。

練習でも、この順番でチェックする習慣をつけましょう。

リラックスの作り方:力の入れどころを絞る


リラックスとは、力を抜くことではなく、力の入れどころを絞ることです。


走るために必要な力は、地面を捉える一瞬に集中させます。

それ以外の場面、特に肩や顔、腕の余分な力は抜いておきます。


「ずっと全力」ではなく「必要な一瞬だけ力を入れる」のが、速い走りの力の使い方です。


リラックスができている走りは、接地の音が軽く、動きに無駄な上下動がありません。


逆に、力んだ走りは音が大きく、体が上下に跳ねます。

音と跳ね方は、本人がその場で確かめられる分かりやすい目安です。


リラックスを身につける練習として、8割の力でフォームを意識して走る方法があります。


全力で崩れたフォームを繰り返すより、少し余裕のある速さで正しい動きを繰り返すほうが、結果的に速くなります。

これは加速の練習と同じ考え方で、後半の維持でも変わりません。


練習で作った「力まない走り」が、本番の後半でそのまま出てきます。


本番で初めてリラックスしようとしても、体は覚えた動きしか出せません。

日頃の練習から、抜く場面と入れる場面を分けて走る習慣を作りましょう。


後半のリラックスには、呼吸も関係します。

力むと呼吸が止まり、体全体が硬くなります。


走りながらでも息を吐く意識があると、肩の力は抜けやすくなります。


短い距離でも、呼吸を止めないことは大切な技術です。

特に中学生以降で距離が伸びてくるほど、呼吸の乱れが後半の失速に直結します。


速さと呼吸は別物ではなく、つながっているものとして練習してください。

野球の走塁に生かす後半の走り


野球の走塁では、一塁への駆け抜けや、二塁・三塁を狙う長い走りで、後半の維持が問われます。

塁間は約27メートルですが、2つの塁間を走れば50メートルを超えるスプリントになります。


前半の勢いだけで走ると、最後の数メートルで失速し、タッチの差でアウトになることがあります。


走塁の後半で求められるのは、速さを保ちながらベースと送球を見る視野です。


そのためには、力みで視野が狭くならないことが大切です。

姿勢を保ち、腕振りを続ける走りは、視野の確保にもつながります。


BUENA VISTAでは、堺市立津久野中学校への外部指導や、寒川高校野球部、大阪狭山ウィードへの指導でも、走りの後半の保ち方を大切なテーマとして扱っています。

一塁への駆け抜けでは、ベースの直前で減速しないことが基本です。


ゴールが見えると無意識に緩めてしまうのは、かけっこのゴール前と同じ癖です。

ベースを通過するまで速さを保つ意識は、後半の維持の練習そのものになります。


走塁は「速く走る」だけでなく「緩めない」技術の集まりです。


盗塁のような短い場面はスタートと加速が中心ですが、進塁のような長い場面では維持の力が結果を分けます。


場面ごとに、どの局面の力が必要かを知っておくことが、走塁全体の上達につながります。

サッカーなど長いスプリントへの応用


サッカーでは、カウンターの場面などで、長い距離のスプリントが求められます。


相手を振り切る場面では、前半の加速だけでなく、後半まで速さを保てるかどうかが勝負です。


バスケットボールの速攻やラグビーのランでも、同じことが言えます。


長いスプリントの後半を保つ基本は、競技が変わっても「力まず、姿勢と腕振りを保つ」ことに尽きます。


専門競技の練習だけでは走り方そのものを見直す機会は少ないため、走りに特化した練習を取り入れる価値があります。


終盤まで走り切れる選手は、試合の最後の場面でこそ信頼されます。

陸上の短距離走でも、維持の考え方はまったく同じです。


100m走の後半をどう保つかが記録を決めることは、よく知られています。

球技の選手が陸上の走り方を学ぶ意味は、この共通の土台を身につけられることにあります。


逆に、陸上に取り組む子どもにとっても、後半の理解は記録向上の鍵です。


競技の枠を越えて「落とさない力」を育てることが、子どもの運動能力の底上げにつながります。


BUENA VISTAがスプリントスクールという形で走りに特化した指導を行っているのは、そのためです。

年齢別の注意点:小学生の後半の走り


小学生の後半の練習では、難しい理屈よりも、体の感覚を育てることを優先します。


「力まないで走れた」という感覚を、遊びや競争の中で自然に身につけるのが一番です。

骨や関節が成長途中にあるため、長い距離の反復や強い負荷は避けます。


小学生は、短い距離を楽しく、回数少なく走ることが基本です。


後半の維持についても、30m程度の距離の中で「最後まで姿勢を保つ」経験を積む形で十分です。


また、この時期は速い子と遅い子の差が、体の成長の早さに左右されることも多い時期です。

今の順位だけで判断せず、正しい体の使い方を身につけることを目標にしてください。


小学生の練習では、追いかけっこやリレーのような遊びも立派な維持の練習になります。


遊びの中では、子どもは自然に最後まで走り切り、体の使い方も無理のない形になります。

保護者の見守り方としては、順位やタイムよりも「前より後半が落ちなくなった」という変化に目を向けてあげてください。


「速くなったね」よりも「最後まで走れるようになったね」という声かけが、子どもの意欲を育てます。


うまくいかなかった点を細かく指摘するより、できたことを一つ認めるほうが、次への挑戦につながります。

楽しく走る経験の積み重ねが、長く競技を続ける土台になります。

年齢別の注意点:中学生の後半の走り


中学生になると、体が大きくなり、筋力もついてくるため、後半の走りの理屈を理解して練習できるようになります。


力みの原因、接地の位置、腕振りの役割など、一つひとつを意識して修正していくことが可能です。


一方で、成長期は体が硬くなりやすく、けがのリスクも高まる時期です。

ストレッチや体幹の取り組みとあわせて、無理のない範囲で後半の練習を行うことが大切です。


中学生は「理屈を理解して、自分の走りを自分で直せる」段階を目指します。


記録を区間ごとに測って変化を確認すると、練習の意味が実感でき、継続の意欲にもつながります。


自分の走りを客観的に見る習慣も、中学生には大切です。

スマートフォンで横から撮影し、後半の姿勢や接地をスロー再生で確認するだけでも、多くの気づきが得られます。


気づいた課題は一度に全部直そうとせず、一つに絞って数週間取り組むのが効果的です。

また、後半を支える体づくりとして、体幹の安定と股関節まわりの柔軟性も欠かせません。


速く走るための体の土台づくりと、走り方の技術練習は、両輪で進めることが大切です。


体の成長が著しい時期だからこそ、記録と映像で変化を追いながら、焦らず積み上げていきましょう。

家でできる維持の練習


家でも、後半の維持につながる体の使い方は練習できます。


鏡の前での腕振りは、肩の力を抜いたままリズムを保つ感覚を確認できるためおすすめです。

その場でのもも上げは、腕振りと脚の連動を、疲れていない状態で形作るのに向いています。


片脚で立つバランス練習は、体の軸を保つ感覚につながります。


家での練習は、1回5分程度で十分です。


大切なのは、長時間やることではなく、正しい姿勢を意識して短く繰り返すことです。

周りに物がない安全な場所で、滑らないように気をつけて行ってください。


家でできる練習メニューを、もう少し具体的に紹介します。


一つ目は、鏡の前での腕振りです。

肩を下げ、あごを引いた姿勢で、肘を後ろへ引く動きをリズムよく繰り返します。


二つ目は、その場もも上げです。

腕振りと脚の動きをそろえ、軸がぶれない範囲の速さで繰り返します。


三つ目は、片脚立ちのバランス練習です。

体の軸がぶれない感覚は、後半で姿勢を保つ土台になります。


どのメニューも、姿勢が崩れたら一度止めて、整えてから再開することが大切です。


走る前の形作りを家で済ませておくと、グラウンドでの練習の質が上がります。

グラウンドでできる後半練習メニュー


グラウンドでは、後半を意識した距離の走り方が効果的です。

たとえば、30m走の最後の10mだけ姿勢と腕振りを意識する、といった区間の決め方をします。


最初は8割程度の力でフォームを意識し、慣れてきたら少しずつ強度を上げます。

少し長めの距離、たとえば60mや80mを、後半を崩さない目的で走る練習も有効です。


練習メニューは「短い距離・少ない本数・しっかり休む」が基本です。


疲れた状態で本数を重ねると、崩れたフォームが身についてしまうため注意してください。


グラウンド練習では、マーカーを使った区間の目安づけも有効です。

30m、40m、50mの地点にマーカーを置き、自分が落ち始める地点と、その前後の姿勢の変化を目で追えるようにします。


友達や兄弟と並んで走る競争形式は、意欲を引き出す一方で、後半に力みやすくなる場面でもあります。

競争は最後の仕上げに少しだけ取り入れ、基本は1人ずつフォームを確認しながら走る形がおすすめです。


安全面では、走る方向の先に人や物がないことを必ず確認してください。


後半の練習はスピードが出た状態が長く続くため、周囲への注意が何より大切です。


ウォームアップで体を温め、ストレッチで関節の動きをほぐしてから始めることも欠かせません。

練習を続けるうえで、休養の取り方も大切な要素です。


速い動きを長く保つ練習は、体への負担が小さくありません。

本数の合間には十分な休憩を取り、週の練習でも速い動きの日と軽い日を分けることが望ましいです。


上手になる子ほど、休むことも練習のうちだと理解しています。


疲れが残っている日は距離を短くする、体調が悪い日は思い切って休む、といった判断も含めて、長く続ける工夫をしていきましょう。

よくある間違いと、その直し方


後半でよくある間違いの一つ目は、ゴールが近づいてから急に頑張ってしまうことです。

直し方は、頑張るのではなく、姿勢と腕振りという決めたポイントだけを意識することです。


二つ目は、歩幅を広げようとして足を前に出しすぎることです。

直し方は、接地を体の真下に意識し、歩幅は推進力の結果として広がるものと考えることです。


三つ目は、抜かれまいとして周りを何度も見てしまうことです。

直し方は、頭の位置を安定させ、目線を正面に保つことです。


後半の間違いの多くは「落としたくない」という意識が強すぎることが原因です。


落ち着いて体の使い方を確認しながら走ることが、結果的には一番失速を防ぎます。


四つ目の間違いは、後半で腕振りが止まってしまうことです。

直し方は、脚ではなく腕のリズムを意識し直すことです。


五つ目は、練習で毎回全力の長い距離を走ってしまうことです。

全力の繰り返しはフォーム確認には向かず、疲労もたまります。


8割の力で正しいフォームを繰り返すことが、結果として本番の後半を速くします。


間違いに気づいたら、一つずつ、ゆっくり直していくことが大切です。

記録の見方:区間タイムで後半を見る


後半の上達を確認するには、全体のタイムだけでなく、区間ごとの記録を見ることが有効です。


たとえば、50m走なら30mまでのタイムと、そこからゴールまでのタイムを分けて見ます。

全体のタイムが同じでも、後半の区間が速くなっていれば、維持の力は伸びています。


逆に、前半の区間だけが速くなって後半が落ちている場合は、配分や力みに課題があるかもしれません。


記録は、全体と区間の両方を見ることで、練習の狙いがはっきりします。


場所、靴、測り方をそろえて記録していくと、小さな成長にも気づけるようになります。

数値の良し悪しに一喜一憂せず、変化の方向を見る材料として使ってください。


記録の付け方にも、ちょっとしたコツがあります。

日付、場所、全体タイムと区間タイムに加えて、その日の体調や意識したポイントを一言添えておくと、あとで変化の理由を振り返れます。


目標は、友達との比較ではなく、過去の自分の記録との比較で立てることが大切です。

たとえば「後半の区間で0.1秒落とさない」といった小さな目標は、達成感も得られやすく、練習の意欲につながります。


記録は、子どもの成長を見える形で残せる、保護者にとっても貴重な資料です。


BUENA VISTAスプリントスクール大阪狭山校の練習でも、記録を通じて一人ひとりの変化を確認しながら指導しています。

大阪狭山・堺でトップスピードを学ぶなら:BUENA VISTAスプリントスクール大阪狭山校


BUENA VISTAのスプリントスクール大阪狭山校では、正しいフォーム、スタートダッシュ、加速力と持久力のバランスを指導の軸にしています。


ストレッチや体幹の取り組みによるけが予防もあわせて行い、長く競技を続けられる体づくりを目指します。


スプリントスクール大阪狭山校の開校日は、第1・第3・第5火曜日です。

開校日が祝日に重なる場合は、第2火曜日に振替となります。


2026年12月からは、毎週火曜日の開校を予定しています。


現在は1クラス制で、19時から20時に練習を行っています。

参加者が10人以上になった段階で、2クラスに分かれる予定です。


将来的には、18時から19時のエンジョイクラス(小学1年生から6年生推奨、月謝5,000円・税込)と、19時15分から20時15分のアスリートクラス(小学4年生から中学3年生推奨、月謝7,500円・税込)の2クラス制を計画していますが、現時点ではまだクラスは分かれていません。


また、来年度4月には富田林校を開校したいと考えていますが、こちらも計画段階であり、確定したものではありません。


入会の流れは、まず公式LINEまたは電話でご連絡いただき、月謝・練習日・練習場所の案内を受けて、無料体験練習に参加し、その後に入会となります。


お電話は070-2224-6391までお願いします。

大阪狭山や堺の周辺で、子どもの走りを伸ばしたいとお考えの方は、まずは無料体験練習からお試しください。

よくある質問(FAQ)


Q.後半で失速するのは、体力がないからですか。

A.体力だけが原因ではありません。

後半の失速は、力み、フォームの崩れ、接地の変化が連鎖して起こることが多く、体の使い方で変えられる部分が大きいものです。

まずは姿勢と腕振りを保つ意識から始めてください。


Q.リラックスして走ると、遅くなりませんか。

A.リラックスとは力を抜くことではなく、力の入れどころを絞ることです。

地面を捉える一瞬に力を集中させ、肩や顔の余分な力を抜くことで、動きはむしろ速くなります。

8割の力で正しいフォームを繰り返す練習が効果的です。


Q.後半で意識するポイントは、何か一つに絞るなら何ですか。

A.腕振りのリズムです。

腕と脚は連動しているため、腕振りを保てれば脚の回転も保たれやすくなります。

「脚で頑張る」のではなく「腕で脚を連れて行く」意識を持ってください。


Q.子どもの落ち始める地点は、どうすれば分かりますか。

A.30mや40mの地点に目印を置き、横から姿勢の変化を見る方法が分かりやすいです。

スマートフォンで撮影してスロー再生で確認すると、体の反りや接地のずれにも気づけます。

本人の感覚と見た目をすり合わせることが大切です。


Q.野球やサッカーをしている子にも効果はありますか。

A.はい、あります。

野球の長い走塁やサッカーのロングスプリントは、後半まで速さを保つ力が問われる場面です。

走りの基本が身につくと、専門競技のパフォーマンスにもつながります。


Q.後半の練習でけがをしないか心配です。

A.正しいウォームアップと、無理のない本数を守れば、リスクは大きく下げられます。

BUENA VISTAでは、ストレッチや体幹の取り組みによるけが予防も指導の軸の一つにしています。

痛みがあるときは無理をせず、練習を休む判断も大切です。

まとめ:後半を保てれば、記録はまだ伸びる


後半の走りは、練習で変えやすい部分の一つです。


力まず、姿勢と腕振りを保ち、接地を体の真下に収めることが、トップスピード維持の基本です。


スタートで出て、加速で伸ばし、後半で落とさない。

この3つの局面がそろって初めて、走りの全体が完成します。


区間ごとの記録を定期的に見れば、自分の変化にも気づけます。

BUENA VISTAスプリントスクール大阪狭山校では、スタートから加速、トップスピードの維持までを一貫して指導しています。


後半の強さは、才能だけで決まるものではありません。

体の使い方を知り、正しい順序で練習すれば、誰でも今より落ち幅を小さくできます。


特に成長期の子どもは、体の変化とともに走りも大きく変わっていく時期です。

今の記録に一喜一憂せず、正しい動きを積み重ねることが、将来の伸びにつながります。


まずは今日紹介した中から、一つだけ意識して走ってみてください。

一つ変えるだけでも、ゴールの景色は変わってきます。


最初の3歩、加速の次は、後半で差をつけましょう。

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BUENA VISTA

住所:〒585-0004 大阪府南河内郡河南町大字山城 257-2

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