スタートダッシュで差をつける、最初の3歩|大阪狭山のスプリントスクールが教える子どもの走り方
かけっこや野球で「出遅れた」と感じる場面の多くは、スタートの最初の3歩で決まっています。
足が速い子に勝てないのは、体力や才能の差だけではありません。
スタートの構え方、合図への反応、1歩目の出し方を知っているかどうかで、最初の3歩の速さは大きく変わります。
逆に言えば、最初の3歩は、練習で一番変えやすい部分でもあります。
この記事では、大阪狭山市のスプリントスクール大阪狭山校の指導をもとに、子どものスタートダッシュを速くする「最初の3歩」の考え方と練習方法をまとめました。
小学生から中学生まで、今日から試せる内容です。
目次
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スタートダッシュの答えは「最初の3歩」にある
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なぜ「最初の3歩」で差がつくのか
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スタートの構え:良いスタート姿勢の作り方
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「位置について・用意」の意味と、構えで気をつけること
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合図への反応を速くするコツ
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1歩目:地面をどう捉え、どう出すか
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2歩目:前傾を保ったまま、少し大きく
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3歩目:体が起き上がるタイミング
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前傾姿勢を保つための体の使い方
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腕振りと脚の連動:スタート直後の腕の使い方
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10m・20mの測り方と記録の見方
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年齢別の注意点:小学生のスタート練習
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年齢別の注意点:中学生のスタート練習
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家でできるスタート練習
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グラウンドでできるスタート練習メニュー
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よくある間違いと、その直し方
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指導者と保護者の声かけ
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大阪狭山・堺でスタートダッシュを学ぶなら:BUENA VISTAスプリントスクール大阪狭山校
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よくある質問(FAQ)
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まとめ:最初の3歩を変えれば、走りが変わる
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スタートダッシュの答えは「最初の3歩」にある
結論からお伝えします。
1つ目は、スタートは「構え」で半分決まる、ということです。
合図の前に、重心の位置と体の傾きを整えておくことで、1歩目が迷わず出せます。
2つ目は、1歩目は「速く出す」より「地面をしっかり捉える」ことが大切だということです。
足が滑ったり、力が逃げたりすると、そのあとの2歩目、3歩目まで遅れてしまいます。
3つ目は、3歩目までは前傾を保ち、体を急に起こさないことです。
最初の3歩で体が起きてしまうと、加速する前にブレーキがかかってしまいます。
この3つを意識するだけでも、10mの走りは見違えることがあります。
なぜ「最初の3歩」で差がつくのか
スタートダッシュとは、止まった状態から一気に加速していく走りの入り口です。
全力で走っている最中の速さは、もともとの走力に左右されます。
一方で、止まった状態から動き出す最初の3歩は、技術の差が最も出やすい部分です。
同じくらいの走力の子同士でも、スタートの技術を知っている子は、3歩目ですでに半歩から1歩分リードすることがあります。
かけっこの50m走でも、野球の盗塁や一塁への走塁でも、この最初の差はそのまま最後まで残ることが多いです。
特に子どものうちは、筋力の差よりも「動き出しの速さ」の差のほうが、結果に大きく影響します。
だからこそ、
最初の3歩は、子どもの走りを変えるための近道なのです。
この考え方は、陸上だけのものではありません。
野球では、打った直後の一塁への走り出しや、盗塁のスタートで、最初の3歩の質がそのまま結果に表れます。
サッカーやバスケットボールでも、ボールに先に触れるかどうかは、最初の数歩の速さで決まる場面が多くあります。
どの競技でも、止まった状態から動き出す力は共通して必要です。
だからこそ、スタートの技術を身につけることは、将来どのスポーツを選んでも無駄になりません。
子どものうちに「速く動き出す体の使い方」を覚えておくことは、大きな財産になります。
スタートの構え:良いスタート姿勢の作り方
スタートの構えで大切なのは、
動き出す直前の「静止した姿勢」です。
1. 両足を前後に開き、前の足に体重を乗せられる位置を探しましょう。
2. つま先はまっすぐ前を向け、膝は軽く曲げておきます。
3. 背中は丸ず、頭から後ろ足の踵が一本の線になるイメージを持ちます。
4. 視線は少し先の地面に落とし、首に力を入れすぎないことも大切です。
5. 肩や腕の力が抜けていると、合図への反応が速くなります。
6. 構えの姿勢は、一度決めたら毎回同じ形を再現できるようにしましょう。
同じ構えを繰り返すことで、
体が「この形から動く」と覚えていきます。
構えがその日によってバラバラだと、スタートの速さも安定しません。
まずは、自分に合った構えの形を1つ決めることから始めてください。
構えを作るときは、次の順番で確認すると失敗が少なくなります。
最初に足の位置を決め、次に膝の曲げ具合を整え、最後に重心を少し前へ預けます。
この順番を毎回そろえることで、構えが早く安定するようになります。
構えが決まるまでの時間が短い子ほど、合図に集中する余裕が生まれます。
鏡やガラスに映る姿で自分の構えを確認するのも良い方法です。
横から見たときに、耳、肩、腰、足首が斜めに並んでいれば、良い構えに近づいています。
自分では正しいつもりでも、実際に見ると崩れていることはよくあります。
月に1回でも、構えの写真や動画を残しておくと、変化が分かりやすくなります。
「位置について・用意」の意味と、構えで気をつけること
徒競走のスタートでは、「位置について」「用意」の合図に合わせて姿勢を作ります。
「位置について」では、
スタートラインの後ろに立ち、気持ちを落ち着かせます。
「用意」では、
お尻を少し上げ、体重を前の足と手に乗せていきます。
陸上のクラウチングスタートでは手をつきますが、学校のかけっこや野球のスタートでは、手をつかない立ち姿勢から始めることも多いです。
どちらの場合も、
共通しているのは「重心を少し前に置く」ことです。
重心が後ろに残っていると、1歩目を出す前に体を前に倒す動作が増えてしまいます。
逆に、前に倒れすぎると、合図の前にバランスを崩してしまいます。
「用意」の姿勢で静止したときに、ふらつかずにいられる位置が、その子の適正な重心の位置です。
合図を待つ間は、体全体の力を抜き、耳を澄ませて合図に集中しましょう。
緊張して全身に力が入ると、かえって動き出しが遅くなります。
合図への反応を速くするコツ
スタートの速さは、足の速さだけでなく、合図を聞いてから動き出すまでの「反応の速さ」でも決まります。
反応を速くするコツは、合図の「音」だけに集中することです。
周りの子の動きを見てから動くと、必ず半拍遅れてしまいます。
自分の耳で合図を聞き、自分の体で動く、という習慣をつけましょう。
練習では、合図を出す人の声や手の動きを変えてみるのも効果的です。
「よーい、ドン」だけでなく、手を叩く音や、旗の動きなど、さまざまな合図で練習すると、どんな場面でも反応できるようになります。
また、合図が出るまでの間の長さを毎回変えることも大切です。
いつも同じ間隔で合図が出ると、体がタイミングを覚えて、音を聞かずに動いてしまうことがあります。
これはフライングの原因にもなります。
「音を聞いてから動く」ことを体に覚えさせるのが、反応練習の目的です。
反応の速さは、生まれつきの差が小さい部分です。
正しい練習を重ねれば、誰でも速くできます。
反応練習で大切なのは、回数よりも集中の質です。
疲れている状態で何十回も繰り返すより、元気な状態で5回集中して行うほうが効果があります。
1回ごとに構えからやり直し、本番と同じ気持ちで臨みましょう。
合図を出す側も、毎回少しだけ間の取り方を変える工夫ができます。
子どもが「そろそろ来る」と予想できない間隔にすることが、反応の練習になります。
失敗して出遅れても、それは練習のうちです。
出遅れた理由を自分で考えられるようになると、反応の質はさらに上がります。
1歩目:地面をどう捉え、どう出すか
1歩目は、スタートダッシュ全体の土台です。
1歩目で大切なのは、足を大きく前に出すことではありません。
体の真下から少し後ろの地面を、足裏全体でしっかり捉えることが大切です。
地面を捉える位置が体の真下より前すぎると、ブレーキがかかってしまいます。
逆に、後ろの地面を押すイメージで出すと、体は自然に前へ進みます。
足先だけで地面を蹴るのではなく、足裏全体で地面を押す感覚を覚えましょう。
1歩目の歩幅は、思っているより小さくて構いません。
小さい1歩目でも、地面をしっかり捉えられれば、推進力は生まれます。
大きく出そうとして足が前に流れると、体の重心が後ろに残ってしまいます。
まずは「小さいけれど力強い1歩目」を目指してください。
膝は、地面を押す瞬間にしっかり伸ばし切るイメージです。
膝が曲がったままだと、力が地面に伝わりません。
1歩目は、構えの姿勢から体全体が斜め前に進んでいく、その入り口だと考えましょう。
2歩目:前傾を保ったまま、少し大きく
2歩目は、1歩目で生まれた推進力を、加速につなげる役割を持ちます。
2歩目でも、体はまだ前傾したままです。
ここで焦って体を起こしてしまうと、加速が止まってしまいます。
2歩目の歩幅は、1歩目より少しだけ大きく出します。
足を置く位置は、やはり体の真下から少し後ろが目安です。
2歩目で地面を捉える足が前に流れると、上半身だけが取り残されてしまいます。
体の重心が常に足より少し前にある感覚を保ちましょう。
視線はまだ下を向いたままで構いません。
前を見ようとして顔を上げると、それに合わせて体も起きてしまいます。
2歩目までは、
「倒れ込むように進む」イメージが合っています。
前に倒れそうな感覚があっても、足がついてくれば転ぶことはありません。
この倒れ込む感覚に慣れることが、スタートダッシュ上達の大きな一歩です。
3歩目:体が起き上がるタイミング
3歩目は、加速から通常の走りへ移っていく境目のステップです。
3歩目でも、体を一気に起こす必要はありません。
地面を押すたびに、体は少しずつ自然に起き上がってきます。
無理に起こそうとするのではなく、「起き上がってくるのを待つ」感覚が大切です。
3歩目の歩幅は、2歩目よりさらに少し大きくなります。
歩幅は、1歩目、2歩目、3歩目と、階段を上るように少しずつ広げていくイメージです。
3歩目を終えるころには、体の傾きはスタート直後より浅くなっています。
そこから5歩、10歩と進むにつれて、上半身は徐々に起き上がり、普段の走る姿勢に近づきます。
体が完全に起き上がるのは、だいたい20mから30m付近です。
最初の3歩でこの流れを作れるかどうかが、加速全体の質を決めます。
4歩目以降は、最初の3歩で作った流れを受け継ぐ段階です。
歩幅は少しずつ広がり、脚の回転も速くなっていきます。
この段階で無理に歩幅を広げようとすると、足が前に流れてブレーキがかかります。
歩幅は、スピードが上がるにつれて自然に広がるものです。
「歩幅は結果、歩数は過程」と考えると分かりやすいです。
最初の3歩が整っている子は、4歩目以降も崩れにくい傾向があります。
逆に、最初の3歩が乱れていると、その後の走りで立て直すのは難しくなります。
だからこそ、練習では30m全部を走る前に、最初の3歩だけを切り取って練習する価値があるのです。
前傾姿勢を保つための体の使い方
前傾姿勢を保つためには、腹筋と背筋だけでなく、体幹全体の安定が必要です。
体幹が弱いと、地面を押すたびに腰が反ったり、体が左右にぶれたりします。
体がぶれると、進む方向以外の力にエネルギーが逃げてしまいます。
前傾を保つコツは、
「頭からかかとまでを一本の棒にする」イメージです。
お腹に軽く力を入れ、骨盤を安定させましょう。
地面を押す力は、脚だけでなく、体全体で前に進む力に変えることが大切です。
練習では、壁に手をついて体を斜めに倒し、片脚ずつ地面を押す動きを繰り返す方法があります。
壁押しの姿勢は、安全に前傾の感覚を覚えるのに向いています。
前傾の角度は、速く走ろうとするほど深くなりますが、子どものうちは無理な角度は必要ありません。
「少し前に倒れている」と感じる程度の角度から始めてください。
腕振りと脚の連動:スタート直後の腕の使い方
スタート直後の腕振りは、脚の動きを引き出す役割を持ちます。
構えの姿勢から、1歩目と同時に反対側の腕を前に振り出します。
右足が前に出るときは左腕、左足が前に出るときは右腕、という組み合わせです。
腕を振る方向は、体の横ではなく、前後の方向を意識します。
腕が横に流れると、体が左右にぶれてしまいます。
肘は極力伸ばしたまま、肩の力を抜いて大きく振りましょう。
最初の3歩は、腕を大きく振り、リズムに合わせて素早く振ることが大切です。
腕振りの強さが、脚の回転の速さを引き上げます。
「脚を速く動かしたいときは、腕を強く振る」
と覚えておくと便利です。
手の形は、強く握りしめず、卵を軽く持つようなイメージが向いています。
指先まで力が入ると、肩にも力が入ってしまいます。
腕振りのリズムは、呼吸とも関係しています。
スタート直後は息を止めがちですが、苦しくなる前に自然に吐けるようになると、体の力みが取れます。
構えの段階で一度ゆっくり息を吐いておくと、合図への集中も高まります。
腕振りの練習は、その場でできます。
鏡の前で、脚の動きに合わせて腕を前後に振る練習を繰り返しましょう。
腕だけの練習でリズムを覚えておくと、実際に走るときに脚と自然に合うようになります。
腕振りは地味ですが、脚に直接触れずに脚の動きを変えられる、便利な調整手段です。
10m・20mの測り方と記録の見方
スタートダッシュの上達を確かめるには、短い距離の記録を測ることが役立ちます。
おすすめは、10mと20mの2か所で時間を測ることです。
10mの記録は、スタートと最初の3歩の質を映し出します。
20mの記録は、加速がうまく続いているかどうかの目安になります。
測るときは、スタートの合図を出す人と、タイムを測る人を決めておきましょう。
ゴールラインを通過する瞬間ではなく、胸がラインを越えた瞬間を目安にすると、記録のばらつきが減ります。
同じ条件で測るために、靴、地面、風の向きなどの条件をそろえることも大切です。
記録は1回だけで判断せず、3回測って真ん中の記録を目安にすると安心です。
記録が伸びたかどうかだけでなく、
「1歩目が滑らなくなった」「体が起きるのが遅くなった」といった感覚も一緒にメモしておきましょう。
タイムと感覚の両方を記録すると、次に直すべきポイントが見えてきます。
他人と比べるためではなく、昨日の自分と比べるために記録を使ってください。
記録の管理には、簡単なノートや表があれば十分です。
日付、10mの記録、20mの記録、その日の感覚を1行で書く欄を作っておきましょう。
記録を続けるコツは、書く項目を少なくすることです。
項目が多すぎると、続けることが負担になってしまいます。
月に1回、記録を振り返る日を作るのもおすすめです。
数字の変化だけでなく、
「構えが安定してきた」「フライングが減った」といった変化にも目を向けましょう。
記録は、努力の証拠でもあります。
伸び悩む時期に過去の記録を見返すと、自分が進んできた道のりを確認できます。
年齢別の注意点:小学生のスタート練習
小学生のスタート練習では、まず「楽しく、速く動き出す」体験を増やすことが最優先です。
細かい姿勢の指導よりも、合図に反応して全力で走り出す経験を積みましょう。
鬼ごっこや、音に反応して走り出すゲーム形式の練習は、小学生に向いています。
構えの指導は、「少し前に倒れて」「音がしたらすぐ走る」の2点に絞ると伝わりやすいです。
小学生のうちは、クラウチングスタートのような本格的な姿勢よりも、立った姿勢からのスタートで十分です。
無理な前傾姿勢は、転倒の原因にもなります。
安全な角度で、思い切り走ることを優先してください。
練習量は少なくて構いません。
集中力が続く範囲で、1回ごとに全力で走るほうが効果的です。
疲れてくると姿勢が崩れるため、回数を決めて短く終えることも大切です。
転んだときのために、柔らかい地面や芝生の上で練習することもおすすめです。
服装や靴にも目を向けてみましょう。
大きすぎる靴では、1歩目で足が靴の中で滑ってしまいます。
足に合った靴で練習することが、スタートの安定につながります。
小学生の保護者の方は、運動会の前だけでなく、普段から靴のサイズを確認してあげてください。
運動会の直前だけ特別な練習をするより、普段の遊びの中で走る機会を増やすほうが効果的です。
遊びの中で自然に身についた動き出しの速さは、運動会でもそのまま発揮されます。
「練習」と構えずに、体を動かす時間を楽しく増やすことが、小学生には一番の近道です。
年齢別の注意点:中学生のスタート練習
中学生になると、体が大きくなり、筋力もついてきます。
この時期は、構えの再現性や、1歩目の地面の捉え方など、技術の細部を学ぶ効果が出やすい時期です。
自分のスタートを動画で撮影し、構えと最初の3歩を確認する練習もおすすめです。
動画で見ると、体が早く起きすぎていることや、1歩目が前に流れすぎていることがよく分かります。
中学生では、陸上のクラウチングスタートに挑戦する場面も増えてきます。
スターティングブロックを使う場合は、指導者のもとで、足の置く位置を少しずつ調整しましょう。
野球部などの競技スポーツでは、立った姿勢からのスタートや、塁上のリードからのスタートも大切です。
自分の競技に合ったスタートの形を選ぶことが、上達の近道です。
成長期は、身長の伸びに体の使い方が追いつかず、一時的に動きがぎこちなくなることがあります。
記録が伸び悩んでも、焦る必要はありません。
体幹を整え、正しいフォームを繰り返すことが、長い目で見た伸びにつながります。
中学生の練習では、ウォームアップの中にスタートの要素を組み込む方法も効果的です。
体が温まった状態で、軽いスタートを数本入れるだけでも、構えの感覚は維持できます。
部活動では練習時間が限られるため、短い時間で質の高い反復をすることが大切です。
1本ごとにテーマを決め、「今日は1歩目の位置だけを見る」というように焦点を絞りましょう。
仲間同士で構えを見合うことも、良い学びになります。
人に見られることで、自分の姿勢への意識が高まります。
指摘し合うときは、直す点を1つだけ伝える約束にすると、受け止めやすくなります。
家でできるスタート練習
スタートダッシュの練習は、グラウンドに行かなくても、家の中で少しずつ行えます。
まず、壁を使った姿勢づくりです。
壁に両手をつき、体を斜めに倒した姿勢で、片脚ずつ交互に地面を押す動きを繰り返します。
この練習で、前傾したまま脚を出す感覚を安全に覚えられます。
次に、反応の練習です。
家族にランダムなタイミングで手を叩いてもらい、その音に合わせてその場で1歩踏み出す練習をします。
音を聞いてから動く習慣は、家の中でも十分に鍛えられます。
次に、片脚立ちと体幹の練習です。
体幹が安定すると、スタートの姿勢がぶれにくくなります。
最後に、テレビや動画を見ながら、速い選手のスタートを観察することも立派な練習です。
構えの形、1歩目の位置、体の起き上がり方に注目して見てみましょう。
家での練習は、1日10分程度で十分です。
毎日少しずつ続けることが、グラウンドでの練習の効果を高めます。
1週間の使い方の例を紹介します。
月曜日は壁を使った姿勢づくり
水曜日は反応の練習
金曜日は片脚立ちと体幹の練習
というように、曜日ごとにテーマを決めると続けやすくなります。
同じ練習を毎日繰り返すより、テーマを分けるほうが飽きにくく、体への負担も分散します。
週末のグラウンド練習では、家で覚えた感覚を実際に走って確かめましょう。
家での練習は「準備」、グラウンドでの練習は「確認」という役割分担です。
どちらか一方だけでは、スタートはなかなか変わりません。
家庭とグラウンドをつなぐことが、上達の速さを決めます。
グラウンドでできるスタート練習メニュー
グラウンドでは、実際に走りながら最初の3歩を確かめる練習が中心になります。
まず、5mだけを全力で走る練習です。
短い距離に集中することで、構えと1歩目の質を高められます。
次に、10mのスタート練習を、合図を変えながら繰り返します。
音の合図、声の合図、視覚の合図など、さまざまな合図に反応できるようにしましょう。
次に、坂道を使った練習です。
緩やかな上り坂を走ると、前傾姿勢を保つ感覚が自然と身につきます。
坂道では距離を短くし、フォームを意識できる範囲で行ってください。
次に、パートナーと並んでスタートし、3歩目までの差を競う練習です。
競争の要素が入ると、反応と動き出しの集中力が高まります。
最後に、30mのタイム測定を月に1回程度行い、記録の変化を確認しましょう。
練習の最後に全力で走りすぎると、疲労でフォームが崩れます。
スタート練習は、体が元気な練習の前半に行うのがおすすめです。
安全面での配慮も忘れないでください。
走るコースの先に人がいないことを確認し、滑りやすい場所では無理に全力で走らないようにします。
靴ひもがほどけていないかの確認も、スタート練習の前には欠かせません。
夏場は、水分補給と休憩をこまめに入れてください。
集中力が落ちた状態での全力スタートは、フォームの乱れとけがの両方につながります。
練習の終わりには、その日の一番良かったスタートを1本だけ振り返りましょう。
良かった感覚を覚えたまま終えることが、次の練習への意欲につながります。
よくある間違いと、その直し方
スタートでよくある間違いを、いくつか紹介します。
まず、1歩目を大きく出しすぎる間違いです。
大きく出そうとすると、足が体の前に流れてブレーキがかかります。
直し方は、1歩目を小さく出すことを許し、地面を捉える位置を意識することです。
次に、スタート直後に体を起こしてしまう間違いです。
前を見ようとして顔を上げることが原因になることが多いです。
視線を下に保ち、「起き上がるのを待つ」意識を持ちましょう。
次に、合図の前に動いてしまう、フライングの間違いです。
これは、合図のタイミングを予想して動いている場合に起こります。
音を聞いてから動く練習を繰り返し、反応で勝負する習慣をつけてください。
次に、腕が横に流れてしまう間違いです。
腕振りの方向を前後に整えると、体のぶれが減ります。
最後に、構えのたびに姿勢が変わってしまう間違いです。
構えのチェックポイントを2つまでに絞り、毎回同じ形を作れるようにしましょう。
間違いは、直すポイントが分かったということです。
1つずつ直していけば、スタートは必ず速くなります。
直し方のコツは、練習のたびに「今日直すのはこれ1つ」と決めることです。
直したい点が複数あっても、体が一度に意識できるのは1つが限度です。
1つの間違いが直ったら、次の1つに移りましょう。
順番は、構え、反応、1歩目、前傾、腕振りの順がおすすめです。
土台に近い部分から直すほうが、その後の修正が少なくて済みます。
焦らず順番に直していくことが、結局は一番の近道です。
指導者と保護者の声かけ
子どもがスタートで成長するためには、周りの大人の声かけも大切です。
まず、結果の順位だけでなく、動き出しの過程をほめることを意識しましょう。
「合図をよく聞けていたね」「1歩目が力強かったね」
といった具体的な声かけが、子どものやる気につながります。
逆に、「もっと速く走れ」「出遅れた」といった声かけは、スタートへの苦手意識を強めてしまうことがあります。
指導者の場合は、1回の練習で伝えるポイントを1つに絞ることが大切です。
構え、反応、1歩目、すべてを一度に直そうとすると、子どもは混乱してしまいます。
保護者の場合は、記録が伸びない時期も、温かく見守ることが子どもの安心感につながります。
練習の帰り道に「今日のスタートはどうだった?」と聞いてみるのも良い方法です。
子ども自身が自分の動きを言葉にすることで、気づきが増えていきます。
スタートは、失敗してもすぐにやり直せる技術です。
失敗を責めず、何度も挑戦できる空気を作ってあげてください。
大阪狭山・堺でスタートダッシュを学ぶなら:BUENA VISTAスプリントスクール大阪狭山校
大阪狭山市や堺市、南河内エリアで「スタートダッシュ 練習 子ども」「かけっこ 教室 大阪狭山」などを探している保護者の方に向けて、地域の練習情報をまとめます。
BUENA VISTAのスプリントスクール大阪狭山校では、正しいフォームづくりと並んで、スタートダッシュを指導の軸の1つにしています。
スタートの構え、合図への反応、最初の3歩の出し方を、年齢に合わせて段階的に学べます。
スプリントスクール大阪狭山校の開校日は、第1・第3・第5火曜日です。
祝日に重なる場合は、第2火曜日に振り替えます。
2026年12月からは、毎週火曜日に練習を行う予定です。
現在の練習時間は19:00〜20:00の1クラスです。
参加者が10人以上になると、エンジョイクラスとアスリートクラスの2クラスに分かれる予定です。
なお、現在はまだ2クラスには分かれていません。
エンジョイクラスは18:00〜19:00で小学1年生から小学6年生を推奨し、月謝は5,000円(税込)の予定です。
アスリートクラスは19:15〜20:15で小学4年生から中学3年生を推奨し、月謝は7,500円(税込)の予定です。
来年度4月には、富田林校を開校したいと考えていますが、これは計画段階であり、確定したものではありません。
また、BUENA VISTAは学校やチームへの指導も行っています。
堺市立津久野中学校への外部指導や、堺泉北リトルシニア、大阪狭山ウィードへの指導など、地域のチームに合わせたトレーニングを実施しています。
野球の走塁のスタートを速くしたい子にも、スタートダッシュの技術はそのまま役立ちます。
入会の流れは、公式LINEまたは電話で連絡し、月謝・練習日・練習場所の連絡を受けたあと、無料体験練習に参加して入会します。
電話番号は070-2224-6391で、ホームページにも掲載されています。
まずは無料体験で、スタートの構えと最初の3歩を体験してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. スタートダッシュは、足が遅い子でも速くなりますか?
A. はい、速くなります。
スタートの最初の3歩は技術の差が出やすい部分であり、構えと反応と1歩目を整えるだけでも、動き出しは大きく変わります。
Q. 1歩目は大きく出したほうが速いですか?
A. いいえ、大きすぎる1歩目はかえってブレーキになります。
体の重心の真下から少し後ろの地面をしっかり捉える、小さくても力強い1歩目が理想です。
Q. スタートで体を起こすタイミングはいつですか?
A. 無理に起こす必要はありません。
3歩目までは前傾を保ち、地面を押すたびに少しずつ起き上がるのを待ちましょう。
体が完全に起きるのは、20mから30m付近が目安です。
Q. 家でもスタートの練習はできますか?
A. できます。
壁を使った前傾姿勢の練習、手を叩く音に反応して1歩踏み出す練習、片脚立ちや体幹の練習がおすすめです。
1日10分程度でも、続けることで効果が出てきます。
Q. BUENA VISTAスプリントスクール大阪狭山校では、スタートダッシュも教えてもらえますか?
A. はい、指導の軸の1つとして、年齢に合わせて学べます。
現在の練習は第1・第3・第5火曜日の19:00〜20:00の1クラスで、公式LINEまたは電話での連絡のあと、無料体験練習から参加できます。
Q. BUENA VISTAスプリントスクール大阪狭山校では、体験練習はできますか?
A. できます。
ご連絡頂いて、ご都合のいい練習日に日程を合わせて、無料体験練習があります。
まとめ:最初の3歩を変えれば、走りが変わる
スタートダッシュは、最初の3歩で決まると言っても過言ではありません。
構えを整え、合図に集中し、1歩目で地面をしっかり捉える。
2歩目、3歩目と前傾を保ちながら歩幅を広げ、体が起き上がるのを待つ。
この流れを作れるようになると、10mの走りも、50mの記録も、少しずつ変わっていきます。
一度にすべてを直す必要はありません。
まずは構えだけ、次は1歩目だけ、というように、1つずつ意識してみてください。
小さな変化の積み重ねが、やがて大きな差になります。
今日の練習から、自分の「最初の3歩」を意識してみましょう。
スタートは、才能を比べる場所ではありません。
昨日の自分のスタートより、今日のスタートが少しでも迷わず出せていたら、それは確かな成長です。
その小さな成長を積み重ねた先に、記録の伸びと、走ることの楽しさが待っています。
これからも、走ることの楽しさと、速くなるためのヒントを、このコラムでお届けしていきます。
BUENA VISTA
住所:〒585-0004 大阪府南河内郡河南町大字山城 257-2